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楽譜の落書き繋がりで😆

2020年7月4日

はじめに

『訓練で身についた子どもたちは、このような弊害は全くありません』 

これは、私が小学1年生の時に初めて買ってもらった楽譜『ピアノ名曲選』

物心ついた時から何でもドレミで聴こえてしまった私は、色々な音が混ざって頭の中が混乱しました。

車で音楽を聴いているのに、雨の音や、ワイパーの音、これが混ざるのが嫌でした。

ふと頭に浮かんだ曲がぐるぐる流れている所に、会話が耳に入ってくるとまたそれも混乱。

幸い、音楽が盛んな幼稚園だったのと、年中からヤマハの音楽教室が始まった事で、少しずつ混乱は落ち着いてきて、自分でコントロールできるようになりました。

ただ、いい事だって沢山ありました。簡単な曲なら楽譜が無くても聴いた曲を弾けた事。

はじめの壁は、人形の夢と目覚め。
3ページ目辺りから耳コピじゃ無理で、楽譜を買ってもらったという経緯がまします。

⚫︎ガーン😱音が読めない😭(幼児科のカリキュラムを考えれば、当たり前)
⚫︎音を一つずつ数えて楽譜に書き込み。何故か色鉛筆😱←消えないよ
⚫︎ご丁寧に、楽譜のチェック←多分、自分の中で、休符が曖昧だったかと。

結果
1ページで挫折🤣
最後まで譜読みは終わりませんでした。

そして、この楽譜はしばらく開かれる事なく、、

ある日、友達がエリーゼのためにを弾いていて、早速家で耳コピ。そういえば楽譜が‼︎と思い出す。

⚫︎開いてみたものの、やっぱり読めず。←まだ楽譜が読めてない🤣
⚫︎鉛筆でカタカナを←消せなかった失敗から?音間違えているし、、、

結果
やっぱり挫折。🤣

私はこれが、絶対音感の弊害の一つだと自身(自信)を持って言えます。👍

だからこそ‼️

⭐️楽譜をしっかり目で追って、指をみないで弾けるようにします。

時間がかかっても、自分の力でまずは楽譜をしっかり読めなければ、どうにもなりません。

家での練習が足りない生徒さんや、他の教室から来た生徒さんは、覚え弾きの傾向が多く、必ず壁にぶち当たります。

そんな時、このきたない楽譜を見せると、みんなびっくりします。必ず子どもたちは、

「先生、音読めなかったんだ。楽譜に音を書いちゃダメだよ😆」

「そうだよ。しかも私、大の練習嫌い。外で遊ぶ方が好きだったし✌️」

こんなやりとりをします。
そして、最後に
「私、◯◯ちゃんの歳の時は、こんな曲弾けなかったよ。本当すごいよ✨だから、音が読めれば、もっともっと楽しくなるし上手くなるよ」

と励まします。 

子どもたちの、リアクションがまた笑えます。

安心とびっくりの複雑な気持ちの中、子どもたちはまた成長していきます。✨

私は、訓練でついたものでは無いため、質もかなり悪いです。演奏会などは、音名で聞こえるスイッチをOFFにするのが大変です。しかし、今まで生きてきて、得はたーくさんありました。

自分の経験が今の仕事に役だっている事は確かです。

人生無駄な事は何一つありませんね😊

柏原